ウロビリノーゲンがやばい!

 

「健康診断でウロビリノーゲンが基準値外だった!」

 

このページではウロビリノーゲンが基準値外だと起こりうる病気や改善の方法をまとめています。

 

「基準値外だったけど、どうしたらいいのかわからない…。」
「なんとか手軽に改善する方法はないの…?」
「食事やお酒はどうしたらいいのか…?」

 

ウロビリノーゲンを基準値に近づけるためのお手伝いをさせていただけたら嬉しいです。

 

 

ウロビリノーゲンの概要

ちょっと聞き慣れない「ウロビリノーゲン」という言葉。
肝臓との関係が深い物質で肝臓の異常を早期に発見できる物質です。

 

黄疸よりも先に症状として表れ、尿検査で数値を確認することができます。

 

ウロビリノーゲンの働きは以下のようになります。

・ビリルビンが肝臓でグルクロン酸と抱合され、胆道から腸管に排泄されたあと、腸内の細菌によって分解された物質がウロビリノーゲンです。
・ウロビリノーゲンの多くは便で排泄されます。
・一部は腸内で吸収され、肝臓へ戻り腎臓や血液を循環し尿となり排泄されます。

 

 

ウロビリノーゲンの基準値と基準値外のときにどんな病気が考えられるのかについて

ウロビリノーゲンの基準値

尿の中に含まれるウロビリノーゲンの基準値は0.1〜1.0EU/dLで健康な状態と言えます。健康な場合は、尿中には僅かにウロビリノーゲンが含まれ、弱陽性です。

 

尿検査の数値の結果は数字で明記されることは少なく、「擬陽性(±)」と表記されます。
ウロビリノーゲンの量が多い場合は陽性、全くない場合には陰性となり「肝臓」や「胆のう」の機能に異常を疑います。

 

基準値が「陽性」の場合に疑われる病気

慢性、急性肝炎

肝臓が炎症を起こす病気で「慢性」と「急性」があります。

 

急性肝炎全身の倦怠感食欲不振黄疸の症状があり、投薬やウイルス性のものがあります。

 

慢性肝炎は急性肝炎の症状が6ヶ月以上続く状態です。処置をしないままにすると肝硬変などにつながりますからしっかりとした治療が必要になります。

 

アルコール性肝障害

 

アルコールが原因の肝臓の病気の総称です。
アルコール性脂肪肝やアルコール性肝硬変、アルコール性肝炎などがあげられます。

 

肝硬変

肝臓が硬く、小さくなり機能しなくなる病気です。脂肪肝から肝硬変に進行するケースが多く自覚症状も少ないので気が付きにくい病気です。

 

溶血性貧血

赤血球が減少してしまい貧血症状を起こします。
頭痛めまい倦怠感などがあり黄疸が現れるケースもあります。

 

小まとめ

肝臓の機能が全般的に障害を受けていることが多いので、これによる心不全発熱等も症状として現れます。
またビリルビンの生産が増加するので血液検査にも数値として異常が現れることもあります。

 

基準値が「陰性」の場合に疑われる病気

閉塞性黄疸

胆管が詰まってしまい、十二指腸へ排出できない病気です。「詰まる」を「逆流」と表現する場合もあります。
 
閉塞性黄疸の原因は様々で、体質や肝臓の細胞の影響などがあり、症状は皮膚の変色食欲不振かゆみ腹痛発熱などがあります。

 

肝内胆汁うっ滞

肝内胆汁うっ滞は胆道から十二指腸の間のどこかで胆汁の流れが妨げられている状態です。尿の色が濃くなったり、黄疸全身の痒みの症状がでます。

小まとめ

・陰性の場合は肝臓の病気よりも「胆のう」の病気を疑うことが多い。
・肝臓の機能が低下しているとビリルビンの代謝自体ができていない可能性もある。

 

 

ウロビリノーゲンが増える理由

 

【基礎知識】ウロビリノーゲンの元はビリルビン。

そもそも、ウロビリノーゲンはビリルビンが元となって生成される物質です。

 

ビリルビンは血液中のヘモグロビンが破壊される時に排出される黄色の色素で、破壊されたあとのビリルビンを「間接型」、肝臓によって水に溶けやすい形に変えられたものを「直接型」と呼びます。

 

ウロビリノーゲンに変化していくのは「直接型」のビリルビンです。

 

直接型ビリルビンがウロビリノーゲンに変化するまで。

ウロビリノーゲンが体内でどのように作られるのかまでを説明していきます。

 

【1】直接型ビリルビンは肝臓でグルクロン酸と化合されます。
【2】化合されたビリルビンは胆道を通り腸管へ移動します。
【3】腸内の細菌によって分解されウロビリノーゲンになります。

 

ウロビリノーゲンが尿になるまで。

ウロビリノーゲンが尿中にどうやって排泄されるのかを順を追ってみていきましょう。

 

【1】腸内のウロビリノーゲンの多くが便と一緒に排泄される。
【2】残ったウロビリノーゲンが腸管から吸収され血液をめぐる。
【3】血液から肝臓へ戻り、尿を作る腎臓へ行き、尿となって排泄される。

 

尿と肝臓、胆道のかかわり合いについて

尿検査を行い、ウロビリノーゲンの陰性・陽性でどんな病気が潜んでいるのかを推測します。

 

肝臓が機能していないと、腸管で吸収され肝臓に戻ってきたウロビリノーゲンは処理されずそのまま腎臓へ行き排泄されます。
つまり尿中のウロビリノーゲンは増加し陽性となり、尿の色も濃くなる特徴があります。

 

胆道の流れに異常がある場合は、ウロビリノーゲンの元であるビリルビンが減少します。
ウロビリノーゲンの材料がなければ作られることもないので尿中のウロビリノーゲンは減少し陰性となります。

 

どちらにせよ、黄疸吐き気頭痛などが悪化する前に尿中のウロビリノーゲンで病気を予測できるので病気の早期発見の要として役立っています。

 

 

肝臓に負担をかける食生活について

 

食事編

肝臓に負担をかける食事として有名なのが「脂質」と「糖質」の過剰摂取です。どのように肝臓に負担がかかるのかを確認してみましょう。

 

脂質の取りすぎ

脂質は摂りすぎてしまうと、肝臓に脂肪酸が多く送られます。
脂肪酸はエネルギー源のため運動などによって消費されます。しかし多く摂取してしまうと、使われずそのまま肝臓や内蔵に中性脂肪として溜まってしまいます。

 

この中性脂肪が肝臓に多く溜まってしまうと脂肪肝になります。

 

脂質は脂肪肝の原因として嫌われてしまっていますが、ホルモンや細胞膜の成分などになり、体内で作ることができない必須脂肪酸が含まれています。

 

「脂質=脂肪肝」とは思わずに、適切な量を摂取することも重要です。

 

糖質の摂りすぎ

糖質は胃で消化された後にブドウ糖になります。
ブドウ糖は腸で吸収されて肝臓へ入り、主に脳や筋肉で活用されます。
筋肉には常時ブドウ糖が保存されていますが、脳にはブドウ糖を保存しておく場所がないため、肝臓で保存されます。

 

また、肝臓以外では筋肉でも保存が可能なブドウ糖ですが、過剰摂取してしまうと脂肪になって保存されます。

 

脂肪を蓄えるのが得意な肝臓には特に脂肪がたまりやすく、脂肪肝などの原因にもなります。

 

しかし、糖質も脂質と同様に体を動かすエネルギーとなるので、過剰に摂取制限をせず適量を摂取することも大切です。

 

アルコール・お酒

お酒は百薬の長ともいい、適切な量であれば血行を良くしたり、ストレス解消などに役に立ちます。
しかし、飲み過ぎることによって「肝臓」に負担をかけてしまいます。

 

お酒がどのように肝臓に負担をかけるか確認してみましょう。

 

アルコールの分解の工程は多い

アルコールが体内に入り込むと胃と小腸で吸収されます。
吸収されたアルコールは血液によって肝臓へと運ばれます。

 

肝臓に届けられたアルコールは、アルコール脱水素酵素によってアセトアルデヒドに変えられ、その後アセトアルデヒド脱水素酵素によって酢酸へ、そのあとにアセチルCoA合成酵素によって水と二酸化炭素へとなり尿や呼気、汗となって排出されます。

 

アセトアルデヒドの毒性

アセトアルデヒドはアルコールを分解した時にできる毒性の強い物質です。

 

アセトアルデヒドは体内にある脂質やタンパク質、DNAなど結合し変性させてしまい、肝臓には肝細胞にあるミトコンドリア(※1)に悪影響を及ぼします。
※1 肝臓が行っている解毒や分解のエネルギーを作っているのがミトコンドリアで、肝臓を動かす源です。

 

アルコールの分解時に発生したアセトアルデヒドのほとんどは、「アセトアルデヒド脱水素酵素」によって分解され、酢酸へと変化していきます。しかし過剰飲酒により酵素数の働きがついていけなくなると、分解されるべきアセトアルデヒドが蓄積されてしまいます。

 

蓄積されたアセトアルデヒドは肝臓の負担となってしまいます。

 

 

肝臓のために摂取しておきたい成分

オルニチン

オルニチンは脂質の代謝を促進させてくれる成長ホルモンに作用します。

 

同時にアンモニアの解毒作用にも働き、アンモニアが早く解毒されることによって残った能力を脂質の代謝に回せます。肝臓に溜まってしまった中性脂肪の代謝も可能になります。

 

食品から摂取するのが難しい成分としても有名でサプリメントなどを上手に活用して摂取することをおすすめします。

 

タウリン

タウリンは、肝臓や体に蓄積している中性脂肪を体の外へ排出する働きのある成分です。
また、肝細胞の再生コレステロール値の改善などの肝機能全般に良い効果があり、コンビニで販売されている栄養ドリンクなどにも多く含まれています。

 

体内でも作られる成分ですが、生成量が少ないのでイカやタコなどの魚介類や貝類などを摂取し積極的に取り入れたい成分です。

 

DHA&EPA

 

DHAEPAはオメガ3脂肪酸と呼ばれ、血液をサラサラにする効果の高い成分として有名です。

 

血中コレステロール値を下げる働きがあり、脂質異常症を抑えてくれます。血中コレステロールが低下することにより肝臓への負担を軽減し、脂肪肝を防いでくれます。

 

DHAとEPAに関しては多くの効果があり脂肪肝への効果もまだ研究段階にあります。ですからDHA・EPAだけで脂肪肝を予防、改善するのではなくてオルニチンやタウリンなどにも着目しながら摂取することをおすすめします。

 

青魚に多く含まれていますが、食事に毎食取り込むのは大変なのでサプリメントなどを活用するのがもっとも効率の良い方法です。

 

 

まとめ

ウロビリノーゲンは、肝臓や胆道等の病気を早期発見できる体からの信号です。
脂肪肝や生活習慣病などが心配な場合は尿検査で確認することができるので検査してみてはどうでしょうか。

 

ウロビリノーゲン以外の肝臓数値が気になる方は、下記もぜひご覧ください。

 

⇒肝臓数値医学情報へ

お悩み別肝臓情報解説

お酒タバコ

食事と肝臓

肝臓病の種類

>>クリック

>>クリック

>>クリック

有効成分

肝臓数値情報

脂肪肝

>>クリック

>>クリック

>>クリック

当サイト推奨肝臓サプリメント情報はこちら

 

関連ページ

高いALT・GPT数値を下げる方法・対策
ALT・GPTの数値が高く、下げる方法をお探しの方の為の肝臓数値対策情報。ALTとGPTは同じ意味で、どちらも対策によっては下げる方法がございますのでぜひチェック!
高いγ-GTP値を下げる方法|サプリメントの効果|
γ-GTPの高い数値を下げる方法とサプリメントについて解説していまる。γ-GTPの数値が高かったり、あわせて肥満気味だったり脂肪肝で悩んでいる方におすすめの情報をまとめました。
尿酸値が高いのですが、下げる方法が知りたいです。下げる食べ物などは?
健康診断の結果、尿酸値が高いみたい!下げるにはどうしたらいい?どんな病気が待っている?今知っておきたい「尿酸」のあれこれをまとめています。
中性脂肪(TG)を下げる食べ物ってありますか?普段食べやすいもので教えてください。
中性脂肪(TG)を下げる食べ物や、生活で気をつけたいポイントなどなど。余計な中性脂肪を増やさない・ためこまないためのヒントをまとめています。