肝臓の検査は何科で受けるのか?

健康診断の血液検査で肝機能に異常を発見した場合や肝臓の数値が悪かった場合、まずは要検査です。このページでは、肝臓の検査にまつわる疑問をわかりやすく紹介しています。

 

 

・何科を受診すればいいのかわからない
・どんな検査なんだろう?
・どれくらい費用が発生するのかしら?
・いい病院・お医者さんを選ぶ基準を教えて!

 

健康診断では、「要再検査」や「要精密検査」と表記される場合がしばしばあります。

 

「何が原因で、もしかして病気・・・?」

 

と不安がつのりますが、検査内容や費用面を明確にすることで、前向きになることができます
では早速、肝臓の検査についてみていきましょう。

 

 

肝臓は何科で診療するの?

肝臓のトラブルは、一般的に内科を選択します。
総合病院での特に専門的な治療が可能な場合は、消化器内科になります。消化器内科では、肝臓や膵臓、胆嚢などの消化器系のトラブルを専門的に扱う科になります。内科よりも肝臓の詳しい検査や診察、専門的な治療を行えます。

 

 

肝臓検査の種類

肝臓の検査をするには、まず大きく4つの検査に分類されます。

 

・血液検査
・画像検査
・腹腔鏡検査
・肝生検

 

次に、それぞれの具体的な特徴と費用について見ていきましょう。

 

肝臓の血液検査の種類とその特徴、費用について

肝機能血液検査

 

肝機能血液検査とは、血液中の血清を科学的に分析した検査です。まず、採取した血液を遠心分離機にかけ、赤血球などの細胞組織と液体である血清に分けます。

 

血清の中には、肝臓の病気を発見する上で有効な情報がたくさん入っています。また、血清を調べることで体の中の異常や病気を発見する手がかりになります。
肝機能血液検査の費用は、700円前後です(※3割負担時)。

 

また、負担額は個人が入っている保険によって異なります。
また献血でも簡単な生化学検査(GOT,GPT,γ-GTPなど)を行えるので、費用負担が気になる方は献血で簡単に調べることができます。

 

肝炎ウイルス検査

肝炎ウイルス検査には、B型肝炎ウイルスC型肝炎ウイルスの2種類の検査があります。検査方法は、肝機能血液検査と同じで血液検査になります。採血してから、1週間から数週間で検査結果がわかります。

 

肝炎ウイルス検査は、病院だけでなく、集団で受ける健康診断や保健所でも受けられる検査になります。会社の一般健診や保健所で受ける肝炎ウイルス検査は無料です。
気になる方は、肝炎ウイルス検査をする前に、お住いの近くの保健所に問い合わせください。

 

肝臓の画像検査の種類とその特徴、費用について

肝臓の画像検査には、主に、腹部エコーCT検査MRI検査の3つがあります。

 

腹部エコー

腹部エコーとは正式には腹部超音波検査と言います。
腹部(肝臓)に超音波を当て、返ってくる超音波(エコー)をコンピューター分析した結果を診断する方法です。肝臓内の組織が直接見えるので、肝臓の炎症胆石肝臓がんなどの異常を早期の段階で発見できます。

 

放射線被ばくはなく安全・痛みもなく行えるので、産婦人科で一般的に行う検査のひとつです。
費用は約1,500円(※3割負担時)ほどです。

 

CT検査

 

CT検査とは腹部をCTで映し出す検査のことを言います。一般的に、画像CT検査造影CT検査の2種類があります。造影CT検査の方がより鮮明に画像を映し出すことができます。

 

CT検査により、肝臓、胆のう、膵臓の病変悪性腫瘍の発見が可能になります。
CT検査は、X線を放射するため放射被ばくがありますが、検査時間が短いためあまり神経質になる必要はありません。ただし、妊娠中の方は注意が必要です。

 

費用はおおよそ、

 

・画像CT検査⇒約6,000円
・造影CT検査⇒約10,500円

 

です。
※いずれも3割負担時

 

MRI検査

MRI検査とは、非常に強い磁石と電波を人の体に通し、全身の様々な断面を撮影する検査です。肝臓の病変や異常がより鮮明に映し出されるので、肝細胞癌を早期に発見する際に有効な検査です。

 

電磁波を当てるので被ばくの恐れはありませんが、撮影時間が30分と検査としては長めになります。また、事前に断食や入院が必要な場合もあります。
費用は、約7,800円(※3割負担時)です。

 

肝生検の概要・費用について

肝生検とは、肝臓の細胞の一部を腹腔鏡を用いて採取し、肝臓の病変や状態を特定する上で有効な検査になります。生検針で肝臓の組織を採取した後は、顕微鏡で詳しく検査します。

 

肝障害黄疸の原因解明、ガンの良性悪性を判断する上で有効になります。
CTやMRIなどと異なり、患者に負担のかかる検査の為、全員が行うものではありません。
費用は約4万円?(3割負担時)です。
入院・麻酔が必要な検査の為、病院によって費用が異なります。

 

腹腔鏡検査の概要・費用について

腹腔鏡検査とは、麻酔を投与し、腹腔鏡を腹腔内に入れて検査し、肝臓内をダイレクトに観察する検査です。肝臓内に異常がある場合、対処ができる範囲内であればその場で処置ができます。

 

入院が必須になりますので患者側には負担ですが、直視下で行えるので確実で有効な検査になります。費用は、手術が生じる場合や病院の入院費用によって異なるため、腹腔鏡検査を行う病院に問い合わせください。

 

 

肝臓の痛みが生じる部位について

 

肝臓は腹膜に覆われているので、肝臓に異常がある場合肝臓に関連する臓器も痛みを生じることがあります。各部位について詳しく説明しています。

 

右上腹部が痛い

肝臓は右上腹部にあります。肝臓に炎症が生じる場合、右上腹部に痛みが生じる場合があります。

 

胃痛・腹痛がある

肝臓に最も近い胃が痛い場合も要注意です。胃のあたりや溝おちが痛い、苦しいなどの症状もあります。下痢便秘など普段からの症状にも気をつけてみてください。

 

右側の腰や背中が異常に凝る

肝臓ガン肝硬変が生じた場合、肝臓自体が腫れて右側の腰に負担がかかってきます。そのため、右側の腰や背中に異常なコリ痛みを感じることがあります。また、触ってみて硬い部分やシコリがある場合は要注意です。

 

 

肝臓専門医制度について

肝臓専門医制度とは、肝臓病の治療を行う専門医を養成する制度です。言わば、肝臓病のスペシャリスト養成プログラムです。

 

肝臓専門医とは、一般社団法人日本肝臓学会において学会が決めたカリキュラムと指導医による研修を経て、合格した医師のことを指します。肝臓専門医として認定された後は、病院サイトや病院の広告媒体に「肝臓専門医」としての広告表示ができます。

 

どの病院でも肝臓専門医制度を積極的に採用し、肝臓病の医療向上に向け「肝臓専門医」の育成に取り組んでいます。肝臓専門医は患者側も肝臓病を患った時、いい医師を探す上で目安のひとつになります。

 

 

いい病院を選ぶコツ

 

 

こんな病院はNG!

いい病院を選ぶコツは、何よりも事前にしっかりと下調べすることが大事です。いい病院を患者さんが選ぶ上で有効なポイントをまとめました。これから病院を選択する際に参考にして見てください。

 

専門医がいるかどうかは必須項目

いい病院にはいい医師やスタッフが揃っています。先程紹介した肝臓専門医などスペシャリストがいる病院を選ぶなど目安にして見てください。また、小さな病院で非常に多くの診療科を掲げている場合、は逆に危険です。

 

看護婦やスタッフの数が少な過ぎる?人は足りている?

患者数に対して看護婦やスタッフの数が少な過ぎたり、看護婦がいつも忙しなく、走り回っている病院も要チェックです。経営状態もありますが、患者さんの治療を安全にミスなく行う上で看護婦やスタッフは適切な数が必要です。待合室に座っている際もいい病院かどうかチェックして見てください。

 

ホームページが貧弱である

今やインターネットで病院や専門医を探す時代です。病院の広告であるホームページに力を入れていない病院はあまりオススメできません。病院のホームページは、いわば第二の看板です

 

どの病院でもホームページにはこれまでの実績や専門医の紹介、診療内容や治療プログラムを具体的に紹介しているので、迷っている際は選ぶポイントにしてみてはいかがでしょうか。

 

良質な病院の共通点

スタッフが感じがよく、清潔感のある院内

受付スタッフや看護婦さんが優しく、話しやすいと症状も和らぎます。院内は患者さんがリラックスできるか?清潔感があるかどうかも大切です。病気はそんな些細な面からも緩和していくものです。

 

病院の窓口や院内が自分にとって心地よいかどうか気にしてみてください。

 

先生が話しやすい、簡潔でわかりやすく説明をしてくれる

いい先生はとても感じがよく、話しやすいです。患者さんが不安に感じた症状を詳しく聞いてくれる問診に力を入れてくれる先生かどうかは大きなポイントです。

 

患者側には、お金を払って治療を受けに来ている限り、納得のいく診療を受ける権利があります。先生の言っている意味がわからない、怖い、声が小さいなど遠慮しないことも大切です。

 

他病院との連携ができている

小さな町医者やかかりつけ医を受診して症状が改善されない、具体的な検査が必要になった場合、他の病院を紹介してくれるかどうかは大事なポイントになります。

 

専門医に紹介状を書くなど、より大きな病院での治療をスムーズに行ってくれるのも病院の連携や質に関わってきます。すぐに手配を行ってくれる病院は、良質な病院の基準です。

 

セカンドオピニオンを採用する

治療に不満や不信があった場合は、セカンドオピニオンを行うことをオススメします。その際、カルテや今まで調べた検査内容を引き渡してくれるかどうかは病院次第です。

 

自分に合った治療を行えるかどうかもいい病院を選択する上では重要になります。

 

 

まとめ

 

いかがでしたか?初めて見る「要再検査」や「要精密検査」という文字に漠然とした不安に駆られる気持ちは少し収まったでしょうか?

 

具体的な検査内容や費用面がクリアになると、冷静に前向きになれるものです。自分に合ったいい病院を選んで、肝臓病の専門医に納得のいく診療を受ける際に参考にしてみてください。

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